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Toshiyuki Sakai

酒井監督特集

酒井 俊幸
さかい としゆき

1976年福島県生まれ。
学法石川高校⇒東洋大学⇒コニカミノルタ

東洋大学では1年時から3度箱根駅伝に出場。
最終学年では主将を務めるものの、故障明けの影響で出場することができなかった。
コニカミノルタでは2001年~2003年のニューイヤー駅伝3連覇のメンバーとして貢献。
2005年より母校学法石川高校の教員及び陸上部顧問を務めた。
2009年3月より、32歳という若さで母校東洋大学陸上競技部長距離部門の監督に就任。
就任後、箱根駅伝で優勝3回、11年連続3位以内という偉業を達成し、東洋大学を常勝チームへと導いた。
​また数々の日本を代表する選手を輩出しており、東京五輪では4名の教え子を代表へ送り出した。

​常勝チームへ導く

酒井監督就任以来の大学駅伝成績

酒井監督就任以来、三大駅伝すべてで優勝、箱根11年連続3位以内(シード落ちなし)と素晴らしい成績を収めています。中でも箱根の成績には光るものがありますね。今後も常勝チームへ導いてほしいです。

年度
出雲
全日本
箱根
備考
2009
3位
2位
優勝◎
就任1年目で箱根優勝
2010
4位
3位
2位
2011
優勝◎
2位
優勝◎
出雲初優勝・大学駅伝2冠
2012
2位
2位
2位
2013
2位
2位
優勝◎
2014
中止
4位
3位
2015
4位
優勝◎
2位
全日本初優勝
2016
9位
6位
2位
2017
5位
5位
2位
箱根往路優勝
2018
2位
3位
3位
箱根往路2連覇
2019
3位
5位
10位
2020
中止
6位
3位
2021
3位
10位
4位
全日本シード落ち
2022
9位
8位
10位

箱根から世界へ

日本代表選手への育成

酒井監督はリオ五輪代表設楽悠選手を始め、東京五輪代表相澤・服部勇選手など箱根で活躍した選手たちを日本代表へ導いています。また競歩でもロンドン・リオ・東京五輪とそれぞれ選手を送り出しており、東京五輪ではメダリストも誕生しました。駅伝でも好成績を残しつつ、日本代表選手へ育成するその指導力は素晴らしいものです。

五輪・世界陸上に出場した教え子

10000m

設楽 悠太

Honda

世界陸上北京・10000m23位
リオ五輪・10000m29位

20km競歩

池田 向希

旭化成

世界陸上ドーハ・20km競歩6位
東京五輪・20km競歩2位
世界陸上オレゴン・20km競歩代表

20km競歩

西塔 拓己

愛知製鋼

ロンドン五輪・20km競歩25位
世界陸上モスクワ・20km競歩6位

マラソン

服部 勇馬

トヨタ自動車

東京五輪・マラソン73位

50km競歩, 35km競歩

川野 将虎

旭化成

東京五輪・50km競歩6位
世界陸上ドーハ・35km競歩代表

10000m

相澤  晃

旭化成

東京五輪・10000m17位

20km競歩, 35km競歩

松永 大介

富士通

リオ五輪・20km競歩7位
世界陸上ロンドン・20km競歩38位
世界陸上ドーハ・35km競歩代表

常識をくつがえす

酒井監督が駅伝界に導入したもの

酒井監督は駅伝界に様々なものを積極的に導入しています。今や主流となっている「厚底シューズ」や「体幹トレーニング」も酒井監督が初めて導入しました。2021年は「低血糖を測るオセロ」や寮に「低酸素・高酸素ルーム」を導入しました。今後も駅伝界に変革を起こしてほしいです。

無名から主力に育てる

酒井監督の育成力

酒井監督は設楽悠選手を始め、相澤・服部勇選手など日本を代表する選手を育てることで有名ですが、実は高校で無名だった選手も大学で主力選手に育ててしまうのです。以下の表を見ていただければ分かる通り、これだけの選手を主力選手に育てる酒井監督の育成力や指導力は素晴らしいものです。

高校五千PBが14分40秒以上で主力になった選手

世代
選手
高校PB
大学PB
箱根成績
1990
市川孝徳
14分46秒
13分55秒
88回6区1位
1991
日下佳祐
14分43秒
14分10秒
90回6区4位
1992
田口雅也
14分54秒
14分06秒
89回1区1位
1992
淀川弦太
14分42秒
14分06秒
91回10区5位
1993
高橋尚弥
14分54秒
13分59秒
92回9区5位
1994
橋本澪
14分40秒
14分03秒
93回5区12位
1998
野口英希
15分07秒
14分22秒
97回8区2位
1999
宮下隼人
14分54秒
14分04秒
96回5区1位
1999
腰塚遥人
14分47秒
14分00秒
52回全日本6区5位
1999
鈴木宗孝
14分44秒
14分30秒
95回8区3位
2000
清野太雅
15分25秒
14分11秒
98回10区2位

心に響く強いメッセージ

酒井監督の檄

酒井監督は選手に応じて、短くても心に響く言葉やわかりやすい言葉を選んで伝えてるそうです。確かに酒井監督の檄は印象に残る名シーンが多いですね。卒業後活躍しているOBが多いのは、まさにこの言葉が原動力になっていると思います。

​お前が目指すのは世界だぞ!

第92回箱根駅伝2区 服部勇馬選手

「ラスト1kmで激走する勇馬選手に向けて」

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